在宅医療・介護連携支援センター

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お知らせ詳細

2019.03.29[天白区](3/7・木)市民向け学習会を開催しました

天白区

平成31年3月7日(木)午前10時45分より天白区役所3階会議室にて、市民向け学習会を開催し、「地域で暮らし続けるために、在宅医療の勧め」と題して、あいち診療所野並院長の野村秀樹先生よりご講演いただきました。当日は民生委員児童委員協議会会長の皆様と区役所職員の30名近くの方々にご参加いただきました。

野村先生からは「在宅医療をめぐる基礎知識」として、高齢者人口の割合や推移、天白区の医療・介護の需要予測等の概論および、在宅医療の対象者や在宅医療を行っている医療機関の検索方法、在宅医療ではどのような医療処置ができるのかなど、事例を交えながらわかりやすくお話をされました。
そして、在宅医療を受けるにあたって一番大事なことは「本人・家族の気持ち」であり、自宅で過ごすことが最終目的ではなく「自宅で過ごして自分らしい生活ができるかどうかが大切である」また、在宅療養生活を送るには専門職の支えだけでなく「地域の方々の助け合い、支え合いも大切であること」などをご講演いただき、最後に「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)」として本人や家族がどのような医療やケアを望んでいるのかについて、自分自身で考えたり信頼する人たちと話し合ったりしていくことを勧められました。
質疑応答のコーナーでは「在宅医療を実施している医療機関はどうやって知ることができるのか?」「実際に自宅で亡くなれた方はどれくらいいるのか?」「介護サービスをたくさん利用している場合、お金の管理は誰がするのか?」などさまざまなご質問をいただきました。野村先生はひとつひとつ丁寧にお応えされておりました。

今後も天白区で安心して暮らし続けていただくために、在宅医療と介護の連携をはかり、地域のみなさまに役立つ知識や情報をお伝えできるような学習会を開催してまいりますので、お近くで開催の際は是非お立ち寄りください。

資料1: 20190307_アンケート結果